2026年10月15日、悪魔城ドラキュラシリーズの最新作『Castlevania: Belmont’s Curse(キャッスルヴァニア ベルモンドカース)』が発売されました。主人公のローズ・ベルモンドは、1989年の『悪魔城伝説』の主人公の娘です。
このニュースで気になったのが、「娘」という設定です。どうやらこのシリーズの主人公たちは、多くが代々続く同じ一族らしいとのこと。
ディスクシステムで出ていた初代の悪魔城ドラキュラと続編の悪魔城ドラキュラⅡはかなり遊んだ作品でした(Ⅱの夜が怖かった)。そんな昔の作品とその後リリースされてきた作品達が繋がっている事なんて知らなかったので、改めてちょっと調べてみました。
歴代の作品を物語の中の年代順に並べ直すと、舞台は11世紀から2036年の日本まで、約940年に及んでいました。そして作品同士のつながりも、想像していたよりずっと壮大でした。
先に知っておくと読みやすい3つのこと
ファミコンの初代は、物語の「途中」だった
1986年にファミコン ディスクシステムで発売された初代『悪魔城ドラキュラ』。鞭を手に悪魔城へ乗り込む主人公、シモン・ベルモンドの戦いは、作中では1691年の出来事です。
その後に作られた作品には、初代より前の時代を舞台にしたものが6本あります。物語の始まりは1094年。初代の前に、約600年分の物語があったことになります。

全20作を発売順に並べてみる
シリーズ20作品を発売順に並べ、それぞれの物語の年代を添えました。対象は、ベルモンド一族やドラキュラとの戦いを描いたオリジナル作品です。移植・リメイク作品、別の世界設定で作られた「ロード オブ シャドウ」系の3作、対戦・パズルなどの派生作品は含めていません。
| 発売年 | 作中の年代 | 作品(機種)/主人公 |
|---|---|---|
| 1986年 | 1691年 | ![]() 悪魔城ドラキュラ(FCディスク) 主人公:シモン・ベルモンド |
| 1987年 | 1698年 | ![]() ドラキュラII 呪いの封印(FCディスク) 主人公:シモン・ベルモンド |
| 1989年 | 1576年 | ![]() ドラキュラ伝説(GB) 主人公:クリストファー・ベルモンド |
| 1989年 | 1476年 | ![]() 悪魔城伝説(FC) 主人公:ラルフ・C・ベルモンド |
| 1991年 | 1591年 | ![]() ドラキュラ伝説II(GB) 主人公:クリストファー・ベルモンド |
| 1993年 | 1792年 | ![]() 悪魔城ドラキュラX 血の輪廻(PCエンジン) 主人公:リヒター・ベルモンド |
| 1994年 | 1917年 | ![]() バンパイアキラー(MD) 主人公:ジョニー・モリス/エリック・リカード |
| 1997年 | 1797年 | ![]() 悪魔城ドラキュラX 月下の夜想曲(PS) 主人公:アルカード |
| 1997年 | 不明 | ![]() 悪魔城ドラキュラ 漆黒たる前奏曲(GB) 主人公:ソニア・ベルモンド |
| 1999年 | 19世紀中期 | ![]() 悪魔城ドラキュラ黙示録(N64) 主人公:ラインハルト・シュナイダー/キャリー・ヴェルナンデス |
| 1999年 | 19世紀中期 | ![]() 悪魔城ドラキュラ黙示録外伝 LEGEND OF CORNELL(N64) 主人公:コーネル |
| 2001年 | 1830年 | ![]() 悪魔城ドラキュラ Circle of the Moon(GBA) 主人公:ネイサン・グレーブズ |
| 2002年 | 1748年 | ![]() Castlevania 白夜の協奏曲(GBA) 主人公:ジュスト・ベルモンド |
| 2003年 | 2035年 | ![]() Castlevania 暁月の円舞曲(GBA) 主人公:来須蒼真 |
| 2003年 | 1094年 | ![]() Castlevania(PS2) 主人公:レオン・ベルモンド |
| 2005年 | 2036年 | ![]() 悪魔城ドラキュラ 蒼月の十字架(DS) 主人公:来須蒼真 |
| 2005年 | 1479年 | ![]() 悪魔城ドラキュラ 闇の呪印(PS2) 主人公:ヘクター |
| 2006年 | 1944年 | ![]() 悪魔城ドラキュラ ギャラリー オブ ラビリンス(DS) 主人公:ジョナサン・モリス/シャーロット・オーリン |
| 2008年 | 19世紀 | ![]() 悪魔城ドラキュラ 奪われた刻印(DS) 主人公:シャノア |
| 2026年 | 1499年 | ![]() Castlevania: Belmont’s Curse(PS5ほか) 主人公:ローズ・ベルモンド |
発売順で見ると、作中の年代の列が大きく行ったり来たりしているのが分かります。初代の3年後、1989年に出た2作は、どちらも初代より前の時代の物語でした。
作中の年代の多くは、KONAMI公式のあらすじと、かつての公式年表をもとにしたファン資料によるものです。年代の根拠と、資料によって異なる点は記事の最後にまとめています。
主人公たちが振るう鞭は、受け継がれてきた同じ1本
シリーズを遊んだ人なら、鞭で戦う主人公を覚えているはずです。この鞭には「ヴァンパイアキラー」という名前があり、設定上は代々受け継がれてきた同じ1本です。
鞭の誕生に関わるのは、1094年を描くPS2『Castlevania』の主人公。以後、ベルモンド一族が受け継ぎ、20世紀には一族の血を引く別の家へ渡ります。そして1999年、鞭は再びベルモンド家の手に戻り、ドラキュラは完全に滅ぼされます。この1999年の戦いは、ゲームでは描かれていない、後の作品で語られる出来事です。

ファミコン『悪魔城伝説』と2026年の最新作、主人公は親子
1989年のファミコン『悪魔城伝説』の主人公は、ラルフ・C・ベルモンド(海外版での名前はトレバー・ベルモンド)。最新作『ベルモンドカース』の主人公ローズは、その娘です。
発売は37年離れていますが、作中では父の戦いから23年後の物語です。間にある2005年のPS2『悪魔城ドラキュラ 闇の呪印』は『悪魔城伝説』の3年後が舞台で、主人公は別の人物ですが、父ラルフも登場します。

PS『月下の夜想曲』の主人公は、ファミコン時代の「仲間」だった
1997年のPS『悪魔城ドラキュラX 月下の夜想曲』の主人公アルカードは、ドラキュラの息子です。
実はファミコン『悪魔城伝説』にも登場しています。父に背いたドラキュラの息子として、主人公の仲間になるキャラクターの1人でした。『月下の夜想曲』は、その戦いから約320年後、眠りから目覚めたアルカードが主人公になる物語です。
さらに約240年後の2035年を舞台にした作品にも、名前を変えて登場します。

ゲームボーイアドバンスで、舞台は2035年の日本へ
2003年のゲームボーイアドバンス『Castlevania 暁月の円舞曲』の舞台は、2035年の日本です。皆既日食を見に神社へ向かった高校生・来須蒼真が、日食の中に封じられていた悪魔城へ引き込まれます。
1999年に完全に滅びたドラキュラは、魂だけが生まれ変わっていました。その生まれ変わりが、主人公の蒼真自身です。続編のDS『悪魔城ドラキュラ 蒼月の十字架』(2005年)は、その翌年の物語です。
この2作には、ベルモンド家の子孫、ファミコン『悪魔城伝説』で仲間になる魔法使いと同じ一族の末裔、そしてアルカード本人が登場します。1476年に並んだ顔ぶれの系譜が、約560年後の日本で再びそろっていました。

2003年に出た2作は、物語の「いちばん未来」と「いちばん過去」
2003年5月にゲームボーイアドバンス『Castlevania 暁月の円舞曲』(2035年)、11月にPS2『Castlevania』(1094年)が発売されました。
作中の年代で約940年離れた、物語のほぼ両端にあたる2作です。発売順の表で作中の年代は何度も大きく行き来していますが、その中でも最も大きな振れ幅です。

全20作のつながりを、1枚の年表にすると
ここまで紹介したのは、つながりのほんの一部です。20作品の主人公と主な登場人物たちの血縁のつながりをすべて1枚の年表に描くと、次のようになります。
情報量の多い図ですが、じっくり見ると、このシリーズの作品同士のつながりとスケールがいちばんよく分かります。
興味深かったポイント
第1作の発売から40年目に出た最新作も、初代より約190年前の時代の物語でした。
作中年代の根拠と、資料によって異なる点
- 関連記事
- 『悪魔城ドラキュラ』40周年、新作『Castlevania: Belmont’s Curse』発売:最新作の発売日・機種・価格
- 『悪魔城ドラキュラ』40周年、1993年FC版をスマホで無料配信:シリーズ40周年の企画まとめ
- 2026年に40周年を迎えた1986年生まれのアニメ・ゲーム・漫画まとめ:初代『悪魔城ドラキュラ』と同じ年に生まれた作品
- Nintendo Switchで遊べるゲームボーイソフト一覧:漆黒たる前奏曲、ドラキュラ伝説・ドラキュラ伝説IIの遊び方
- 出典
- HISTORY|Castlevania ポータルサイト(KONAMI)および各作品ページ
- Castlevania: Belmont’s Curse 公式サイト(KONAMI)
- GAME Watch(2026年10月15日)
- 悪魔城ドラキュラシリーズ(Wikipedia)
- 悪魔城ドラキュラシリーズ|ストーリーを教えてもらうスレ暫定Wiki@二代目(atwiki)
- パッケージ画像:© Konami Digital Entertainment





















コメント