休みの日なのに、なぜか早起きしてしまう――そんな少年時代の記憶はありませんか?
私にとっては 毎週日曜の朝 8:30〜9:00 に流れていたアニメこそ、一日のスタートを告げるアラームでした。当時は放送本数も少なく、「学校が休みの朝からアニメを観られる」というだけで特別感があったものです。いまや定番となった“日曜朝アニメ枠”ですが、その黎明期を彩った作品を OP(オープニング)とED(エンディング) の思い出とともに振り返ります。
人気絶頂のなか始まった『ビックリマン』

『ビックリマン』オープニング

『ビックリマン』エンディング
『ビックリマン』エンディング
放送期間:1987〜1989年。
開始当時は小学1年生、ちょうどビックリマンシール集めがブームになり始めた頃でした。
当時としては珍しい ジャンル不明の主題歌 がとにかく記憶に残ってます。15分番組としてスタートし、その前枠の『新メイプルタウン物語』を我慢して観ていたのも懐かしい思い出です。
- ストーリーは難解…でもヘラクライストや神帝が出るまでは夢中で視聴
- ワンダーマリア登場あたりから内容がつかめなくなりフェードアウト
- アニメ版は最終的にシール第19弾まで描かれていたと知り、今さらながら全話制覇したくなりました
シール収集もアンドロココ登場の第16弾あたりでリタイア。だからこそ、あの頃の自分が追いきれなかった物語の続きを、今こそ楽しみたい気持ちでいっぱいです。
いつの間にか始まっていた『新ビックリマン』

『新ビックリマン』オープニング

『新ビックリマン』エンディング
放送期間:1989〜1990年。
シール熱が冷めていたこともあり、「これは完全にアニメオリジナルだろう」と誤解して視聴開始。ところが、若返ったブラックゼウスの妙なかっこよさに心を撃ち抜かれ、OPを聴くためにテレビをつける習慣が復活しました。
- ちょうど コロコロコミックから少年ジャンプに移行 していた時期
- シールブーム終焉後でも、映像と楽曲の力で再び惹きつけられた作品
結果的にビックリマンそのものからは卒業するタイミングでしたが、「作品とのつき合い方は変わっても心の中には残り続けるんだ」と実感させてくれたシリーズです。
バトンを受け継いだ『まじかる☆タルるートくん』

『まじかる☆タルるートくん』オープニング

『まじかる☆タルるートくん』エンディング
放送期間:1990〜1992年。
当時は 『ドラゴンボール』に夢中 で、コロコロコミックより少年ジャンプだったのでタルるートくんも好きで読んでました。アニメも好きで見てましたが、何故か今でもEDを聴くと「日曜の朝」の気分になります。
ちなみに私の中で、マクロス7のEDは「日曜の午前」感が強い不思議な刷り込み現象も…ジャンプ黄金期を支えた作品だけに、コミックとアニメの双方向で楽しんだ人も多かったのでは?
ビックリマンがイメチェンして帰ってきた『スーパービックリマン』

『スーパービックリマン』オープニング

『スーパービックリマン』エンディング
放送期間:1992〜1993年。
ビックリマンが“過去のもの”になりつつあった頃、突然スタイリッシュな姿で再登場。周囲はほぼスルーでしたが、私は 変身シーンのBGMと疾走感あふれるOP にハートを射抜かれました。
- シールではなく“アニメ単体”として楽しめた初めてのビックリマン
- 迫力満点の戦闘描写とかっこよいBGMで、旧シリーズを知らなくてもハマれる作風
- 子ども向けらしからぬダークさに、大人になった今こそ再評価したい一本
気付けば小学生時代の日曜朝は、これらのアニメとともに過ぎていました。
毎週決まった時間、テレビの前に座り、主題歌が流れるだけで心が踊る――そんな小さな幸せが今も色あせません。大人になった今こそ、あの頃見逃した回や理解しきれなかったビックリマンのストーリーをもう一度味わってみてはいかがでしょうか。
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